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最近やっている英語の発音練習について
アメリカの会社で働いているので、ミーティングや Quick call では当然ながら英語を話す。発音が悪くて理解してもらえないと困るので、最近は発音の練習に力を入れている。
やっていること
- ELSA Speak で一日五レッスン
- 発音がわからないときはPopenoe Method (ポペノ・メソッド)のビデオ教材で復習
だいたいこれ。
ELSA Speak
ELSA Speak は非常に優れた発音矯正練習アプリだ。僕は iPhone でやっている。基本的に有料だがお金を払う価値はある。
IPA 式の発音記号にあわせて英文を読むと、発音の採点をしてくれる。上級モードでは 80%以上で合格。僕は合格するまで練習するようにしている。
- すぐにスコアのフィードバックがある
- スコアを高めるゲームとして楽しめる
- どの発音記号が標準と異なっていたか。どの発音記号に最も近かったかを表示してくれる
- 正しい発音の方法をある程度教えてくれる
- 日本語対応済み
以上の点が優れている。
練習を続けていたら 83%まで平均スコアを高めることができた。
ちなみに自分にとってものすごく発音するのが難しい語があったりする。たとえば Bachelor party は何度発音しても 80%以上を取れない。 B の音がまずかなり強く言わないと B だと認定されないので難しい。 Bachelor の a はエとアをつなげたような æ だが party の a は口を大きく開ける ɑ で取り違えやすい。
いくら手本の発音を聞いても自分の口をどう動かせばその音が出せるのかわからないことがしょっちゅうある。そういうときにPopenoe Methodを見て発音の方法を学ぶようにしている。
Popenoe Method
アメリカ英語を聞き取ることはできても、発音を真似ることは難しい。舌のポジションをどこに置くか。どう唇を動かすか。声を出すか。個々の要素をすべて理解しておかないと、ネイティブスピーカーではない自分には聞き取りやすい発音はできない。
Popenoe Method (ポペノ・メソッド)は、発音を要素に分解して教えてくれる。発音矯正はどこもそういうものなのかもしれないが、ほかの発音矯正を本格的に習ったことがないのでわからない。
最大の特徴は、Popenoe 氏が日本語話者の癖を把握していることだ。英語のどの発音が日本語のどの音に近いのかを紹介してくれる。たったこれだけのことだが、それを教えてくれる英語教師はなかなか見つからないだろう。日本語話者が英語を身につけるうえで必要な知識だろうに、Popenoe 氏の動画を見るまで僕も知らなかった。
中学一年から僕はずっと英語の練習はしてきたわけだが、正直なところかなり時間を浪費したように感じる。
なぜオレはあんなムダな時間を……
と後悔している。
要素を理解しないまま発音練習をしても効率は悪い。英語発音は、英語を学び始めたすぐの段階、できれば小中学校のレベルで身につけるべき技術だと思う。日本の小学校・中学校はぜひ発音矯正を授業に取り入れてほしい。半年でいいから。
なお僕は Popenoe 氏からはお金はもらっていない。むしろお金を払って教材を買っている。
難点: けっこう高い。一ヶ月プランで$27 もする。僕は一ヶ月ぶんだけ購入した。